湿布薬の注意点を教えて下さい。

こんにちは。在宅医療で薬局にお薬を取りに行けない方のために訪問薬剤師がご自宅にお伺いしている浦添市の【みね薬局在宅センター】です。

日々の業務で薬に関して患者様からいろいろなご質問を頂きます。

その中から是非、覚えてほしい事をこれからブログに書いていきますので宜しくお願いします。

 

今回、取りあげる質問は

『湿布薬の注意点を教えて下さい。』

というものです。

湿布薬は、幅広い年齢層まで使ったことのある身近な医薬品ですね。打ち身・ねんざ、腰痛や肩こりなどで湿布を利用したことのある方は多いことでしょう。

そこで、病院でよく処方されることが多い外用の湿布薬に「モーラステープ」 と「ロキソニンテープ」等があります。どちらの湿布薬にも成分「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」が含まれています。湿布薬にはいろいろな種類がありますが、今回は「モーラステープ」 について説明します。

 

非ステロイド性抗炎症薬とは

体内で炎症などを引きおこすプロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬です。

 

モーラステープとは

非ステロイド系の鎮痛消炎剤で、炎症の原因となるプロスタグランジンの合成を阻害して、炎症を抑え、痛みを和らげます。
通常、腰痛症、変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘など)、筋肉痛、外傷後の腫れや痛みの改善、および関節リウマチにおける関節局所の鎮痛に用いられます。  引用元:くすりのしおり

 

一概に比較はできないものの、テープにおいては、ロキソニンのほうが少し安く、パップにおいてはモーラスのほうが少し安い印象があります。そこまで大きくは変わりません。一方で、モーラスのほうがサイズの種類が豊富です。また、後発品を含めて各メーカーから色々な種類があります。

※自分と相性の悪い湿布があれば、「お薬手帳」に記録をしておくと便利です。

※H28.4月から湿布薬の処方が全体の合計枚数70枚までに制限されました。70枚を超える場合は、担当医師と相談になります。

 

一部の湿布薬は、直射日光に当たると皮膚がかぶれる恐れがあります。剥がした後も4週間は注意が必要です。貼布後は、衣類で覆うなどしてください。

 

お薬のことでお困りでしたら、医師または薬剤師に相談しましょう。

みね薬局在宅センターではあなたのお薬の疑問にお答えします!

 

・お薬を取りにいけない
・お薬の飲み合わせが心配
・お薬が余ってしまう
・色々な病院から薬をもらい管理できない
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