【在宅訪問の実例】吸入薬の効果がない・・・?

こんにちは。在宅医療で薬局にお薬を取りに行けない方のために訪問薬剤師がご自宅にお伺いしている浦添市の【みね薬局在宅センター】です。

弊局は、地域との結びつきを重視し、市町村、居宅介護支援事業者、他の居宅サービス事業者その他の保健、医療、福祉サービスを提供する者との密接な連携を取りながら、居宅療養管理指導を行います。

服薬状況が悪い場合、その理由を探り、改善のための対策を行ったり(服薬支援)、薬が患者さんの病状、ADL(日常生活動作)、そしてQOL(快適な生活を送ること)に悪い影響を与えていないか情報収集することで、下記のように改善されましたので、その中からご紹介したいと思います。

 

今回、取りあげる内容は

実例紹介2 『吸入薬の効果がない・・・?』

というものです。

ゼーゼーの症状があり慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断され、主治医からアノーロエリプタ吸入薬を処方してもらいました。

COPDとは?

従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます。歩行時や階段昇降など、身体を動かした時に息切れを感じる労作時呼吸困難や慢性のせきやたんが特徴的な症状です。一部の患者では、喘鳴や発作性呼吸困難などぜんそくの様な症状を合併する場合もあります。

 

アノーロエリプタとは?

ムスカリン受容体拮抗作用とβ2受容体刺激作用により、長時間にわたり気管支を拡げることで息切れなどの気道閉塞による諸症状を改善します。
通常、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の治療に用いられます。定量式吸入粉末剤。アノーロエリプタには薬剤が7回分、30回分充填された2種類のタイプがあります。

 

その後、患者さまから「ゼーゼーしてなかなか眠れないんです。」と薬剤師に相談がありました。

症状が改善されないのは、ちゃんと吸入出来ていないのでは?

正しい吸入方法を身につけてもらうためには実演させることが大事です。

 

テスター(練習吸入器

正しく吸入できていると「プ-ッ」と音が鳴ります。

上記のテスターで何度か練習をしましたが高齢ということもあり、うまく吸いきれていないことがわかりました。

主治医と相談して粉からエアゾールタイプの吸入薬に変えてもらいました。

患者さまの症状がかなり改善されて今では、ぐっすりと眠れています。

 

エアゾールタイプの吸入薬とは?

水の粒子よりはるかに小さい直径10~20マイクロメートルの微細なミストが粘膜の奥まで届いて喉を潤します。ぜん息やCOPDといった気道の病気に対して大きな効果を発揮する吸入薬です。  引用元:ERCA

 

 

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・色々な病院から薬をもらい管理できない
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