クリーンベンチを設置しました

弊局では、医師の指示のもとに薬剤師が患者さまのご自宅、又は、入居施設等を訪問して処方されたお薬をお届けする「在宅訪問薬局業務」を平成29年7月より開始しています。

本年3月より、無菌製剤を調製するための設備として、【クリーンベンチ】設置しました。

高カロリー輸液の混合や麻薬注射薬の希釈が可能となり、

◎在宅中心静脈栄養法 (HPN)

◎在宅自己疼痛緩和療法 (PCAなど)

を行うことが出来る無菌調剤を24時間対応可能となりました。

このような無菌製剤の調剤は、在宅医療に対応するために重要な位置づけが成されています。

弊局では、病院・診療所の医師、訪問看護師、ケアマネジャーなど関係職種の皆様との連携で、これからも可能な限り自宅療養したいと願っておられる患者さまの希望を微力ながらサポート出来るように努力して参りたいと考えておりますので、宜しくお願い申し上げます。

クリーンベンチとは?

HEPAフィルター(※1)により環境空気がろ過され、さらに浮遊粒子や微生物が除去されることによって局所的に完全な清浄環境が得られる装置で、NASA規格クラス100以下の条件を満たしています。 下記(清浄度評価基準)参照

★HEPAフィルター(※1)★

HEPA(High Efficiency Particulate Airの略)フィルターはガラス繊維で形成された濾紙を織り込んで作られたもので、通常0.3μmの粒子を99.97%以上捕集する性能を持っています。(図1)

 


 

在宅中心静脈栄養法 (HPN)とは?

在宅中心静脈栄養法(HPN:Home Parenteral Nutrition)の略称で、原因疾患は問いませんが主に消化器管の疾病などが理由で口から食べ物を取ることができない方に、高カロリー輸液剤を中心静脈から点滴する栄養法です。目的は、在宅で適切 な栄養量を注入して栄養状態を維持・改善し、栄養維持を目的とした入院をなくし、家 庭や社会復帰を可能にして患者さんと家族のQOL(クオリティオブライフ、生活の質) を向上させることです。

 

在宅自己疼痛緩和療法 (PCAなど)とは?

在宅自己疼痛緩和療法(PCA: Patient Controlled Analgesia)の略称で、「自己調節鎮痛法」 の意味です。通常モルヒネ系の注射剤を静脈あるいは皮下からPCAポンプと呼ばれる機械を用いて投与します。PCAポンプの最大の特徴は、PCAポンプに ボタンがあり、痛みがある場合に患者さまが自らボタンを押して痛みのコントロールに参加できる点です。

 

 

 

 

 

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・お薬の飲み合わせが心配
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